合氣道雑感(舟漕ぎ運動②)

ランジのフォームは左右交互に片足を前方に踏み込み大腿部を平行になるまで膝を曲げて上体は垂直に保ち大腿四頭筋大臀筋に負荷をかけていくものなんですよ〜

それを交互に行わずにする変形バージョンかと・・・・

 

だってその他にもサイドランジというのがあって、その内容というのは、

足を肩幅より広めに立って、そして片足をバランス崩さない程度にサイドに踏み込んで膝を90度に曲げる動作を左右交互に行うしろものですが、下半身の動きだけ見れば左右呼吸法そのものですものね〜

やはり大腿四頭筋大臀筋にアプローチするメニューなんですよね〜下半身と体幹を鍛える最適なもんなのかと思ってたんですけどね。

 

 

合氣道雑感(舟漕ぎ運動)

合気道を始めて稽古の中で舟漕ぎ運動の名前を聞いた時に思い浮かんだのは昔読んだ少年雑誌のエピソードですね〜

 

還暦を越えているヒトは「神様仏様稲尾様」という言葉を知っていますね。

その鉄腕稲尾を作ったのは少年時代から家業のの手伝いで手漕ぎの伝馬船に乗っていた為下半身が大投手の足腰が鍛えられたものやという話をどこかで聞いてますよね〜(^○^)そのエピソードです。

 

だから準備運動の舟漕ぎ運動は下半身を鍛えるためのものやと。

 

ボートのオールを漕ぐのではなく艪を漕ぐ動作ですので腕を主体とした運動ではなく上体を起こし股関節と膝関節を使った運動やと解釈しておりました。

つまり筋トレメニューでのランジの変形かなと思っておりました。

合氣道雑感(立ち方)

正座から立ち上がる時の動作はどのようにされてますか?
あまり何も考えずに立ち上がってるんですか?

所作の基本は美しく!
前後左右にカラダが揺れることなく立ってくださいね。

正座から跪坐に移り右足を左膝内側に送って腰を浮かべ立ち上がり左足を右足に揃えて立位をとります。
この時よっこらしょとカラダが前傾になることはないようにね。スーッと
カラダを立てたままの状態を維持してくださいね。

なんで右足から膝を立てていくかって?
モチロンいつでも抜刀できるようにというのが基本にあるからですね。

と思っていたら
堀越道場の堀越祐嗣先生の講習会での立ち座りを見受けると
跪坐から右足を引いて右膝内側に左足がくるように立ち上がらてました。

自分としては見かけない立ち振る舞いで、何ナニ??って感じでした。


合気道の教本にはどうなのかしら?と「合気道教範(植芝吉祥丸)」で探してみると立ちあがり方の記載見当たりませんでした。
しかし「DVD合気道(植芝守央)」「合気道~その技の極意(植芝守央)」で
動画で道主は跪坐から右足を引いての立ち上がりを説明されてました。

合気会公認の立ち上がり方って右足を引いての所作ですよ~~(+_+)

他にないかと探してみました。
小笠原流のホームページで座り方の記述で
『立った姿勢から座る時は、片足を半足前に出し(男性は半足引く)ながら、』

礼法として男性は引いて座るとの事、(* ̄- ̄)ふ~ん。
こちらには左右どちらの足かは記載されてませんでした。

合氣道雑感(正座③)

正座をする足が痺れるわけって何なのか?
その姿勢が血液の流れを阻害したり神経を圧迫したりするからという事らしいので圧迫しない姿勢がいいわけですよね。

正座の際は足の親指が重なるようにするだけで全部を重ねるようにはしないように教えていただきました。

足部を全部重ねると下からと上の臀部に挟まれて局所的に圧が高まり圧迫の度合いが強くなりとっても痺れやすくなりますよね、だからNGですね。

だったら親指も重ねず足先が離してお尻を乗せる姿勢はどうなの?
下肢の血流や神経を阻害するのは体重による圧だけではなく下肢の捻じれによってでも起こると考えれます。(雑巾を絞る様子を思い浮かべてみてね)
太ももと膝から足先の方向が同じやないと膝の関節が少しこじった感じになりますから。
お尻の下に足部を持ってこずお尻の脇に付けたドンと座る姿勢がダメな理由の一つですね。

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楽に座っているようですが逆に関節部に負担がかかっているわ

その上お尻が落ちてしまっているので骨盤(腸骨)の位置が後傾になってしまってその上に位置してる背骨(腰椎)が後弯しちゃうんです。これは筋肉を使わないで楽な姿勢をとっているようですが時間が経つと不自然な姿勢なため腰回りの筋肉や関節に負担をかけちゃうことになっちゃうんです。気をつけてね~

という事で正しい正座姿勢とは、
足の親指を重ねる!
そしてなお痺れにくくするためにも踵に体重がかからないようにお尻との間に紙を一枚挟む様なイメージ。
紙を挟むために上半身を上に引き上げなければいけませんね。そのためには太ももとお膝に力が入れます。そうなうと重心は前方へもっていかれます~

これで美しい正座姿勢の完成です。
上半身の姿勢が伸びておりますものね。
その上重心が前にあるためすぐに正座から跪坐に移行ができ不意な攻撃に対応ができると言うモノです。(邪な気持ちを持って切りつけようとする時でも察知されにくいですわよ)

美しい正しい姿勢はけっして楽な姿勢ではなく太ももや体幹の筋肉を使ったものでしんどいものかと思いますが、日頃の稽古の繰り返し中で自然体でできるようになりたいものですね。

 

合氣道雑感(正座②)



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チカラが抜けている様子ですね。

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力みすぎて肩にチカラがはいっている

 

 後ろから見た感じがこんなんかしらん。横からを少しデフォルメした様子は・・

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お腹にチカラがなく猫背になってしまっているですね~

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チカラが入って胸を張りすぎ

 一応どんなシルエットで正座をイメージしているかと言うと

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後ろから見ても首も腕もちゃんと見えてるのがいいわね。

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横から見ると頭の位置が骨盤の位置より後ろのなってないわね

こんな感じね。その理由は足が痺れにくく動き出す時に分かりにくくしたいからです。


合氣道雑感(正座について)

 

合気道を始めた頃は稽古の始めの礼の時は後ろから諸先輩の正座姿を見てました。

 

その姿はハカマを履かれてる先輩方々はチカラの抜けた正座をされているように見受けられました。

でも自分は背筋を伸ばした姿勢をしなければと思い結構チカラの入った正座をしておりましたね。

 

この間テレビのある番組で正座というものは将軍吉宗の時代から定着したものと説明されてました。足が痺れてしまうし直ぐに動作が取りにくいので江戸城での将軍拝謁の時に正座を採用したと理由でしたね。

 

正しい正座ってどんななんでしょうね?

 

将軍の思惑通りの足が痺れて刀を抜いておかしな事ができない様な座り方かしらん?

それとも真逆で長い間座らされていても足が痺れず何か動きを起こそうとしても察知されないような座り方でしょうかね。

 

武道として合気道を稽古していく身として後者が正しい正座でしょうね。

 

結構長く稽古を続けていると正座にも慣れました。

昇級昇段審査の時に長い時間正座をしていても足も痺れにくくなっております〜これって正しい姿勢で正座をしているって事かしらん(^○^)

合氣道雑感(礼拝について)

礼拝の四拍手が気になりました

 
自分が只今稽古をしている道場では稽古を始める時に師範への礼と二礼四拍手一礼が有りますが、関東の道場への出稽古や本部道場での稽古の際はその礼拝が略されてました。周りを見渡して稽古する面々が国際色豊かですので、お国事情宗教事情の異なる方がいるため要らぬ摩擦を作らない為だと思われますね。

 

そこで宗教儀式としては、多くの神社礼拝は「二礼二拍一礼」で四拍手されているところは少なめですね。(出雲大社昭恵夫人が参拝した宇佐神宮などが有名です。)
それなのになんで四拍手なのでしょうか?

合気道の場合は、盛平翁先生が出口王仁三郎氏に師事し大本教の入信し神道の影響を受けそこで合気道の礎を築かれたものですので大本教の参拝作法が受け継がれているのでは考えています。

という事で、大本教のHPで礼拝の作法を検索してみますとありました。


―マメ知識―

『大本で四拍手するのは「古式そのまま採用しているのである」と王仁三郎聖師は教示しておられます。(玉鏡「拍手」)』


古式そのままにしてるという事で、そうするもんやという事ですね。

あえて理由を探ってみました。
四拍手には、四季(春夏秋冬)や四方(東西南北)を表しているという説や四魂(荒魂[あらみたま]和魂[にぎみたま]幸魂[さちみたま]奇魂「くしみたま」)を指しているという説もあります。

 そして拍手の仕方ですが、両手を合わせた後右手を左手の第二関節まで下げて拍手を行います。(これでいい音が出ます)これは陰陽で言えば、陽が左陰が右、陽が上で陰が下、陽は火を象徴し陰は水を象徴し、それを合わせて火水(カミ)となって神を表すんですって。

 

やはり黙想し心を落ち着かせてこれから合気道の教えを頂くとして礼拝を行い稽古を始める作法っていいと思いますね。