合氣道雑感(礼拝について)

礼拝の四拍手が気になりました

 
自分が只今稽古をしている道場では稽古を始める時に師範への礼と二礼四拍手一礼が有りますが、関東の道場への出稽古や本部道場での稽古の際はその礼拝が略されてました。周りを見渡して稽古する面々が国際色豊かですので、お国事情宗教事情の異なる方がいるため要らぬ摩擦を作らない為だと思われますね。

 

そこで宗教儀式としては、多くの神社礼拝は「二礼二拍一礼」で四拍手されているところは少なめですね。(出雲大社昭恵夫人が参拝した宇佐神宮などが有名です。)
それなのになんで四拍手なのでしょうか?

合気道の場合は、盛平翁先生が出口王仁三郎氏に師事し大本教の入信し神道の影響を受けそこで合気道の礎を築かれたものですので大本教の参拝作法が受け継がれているのでは考えています。

という事で、大本教のHPで礼拝の作法を検索してみますとありました。


―マメ知識―

『大本で四拍手するのは「古式そのまま採用しているのである」と王仁三郎聖師は教示しておられます。(玉鏡「拍手」)』


古式そのままにしてるという事で、そうするもんやという事ですね。

あえて理由を探ってみました。
四拍手には、四季(春夏秋冬)や四方(東西南北)を表しているという説や四魂(荒魂[あらみたま]和魂[にぎみたま]幸魂[さちみたま]奇魂「くしみたま」)を指しているという説もあります。

 そして拍手の仕方ですが、両手を合わせた後右手を左手の第二関節まで下げて拍手を行います。(これでいい音が出ます)これは陰陽で言えば、陽が左陰が右、陽が上で陰が下、陽は火を象徴し陰は水を象徴し、それを合わせて火水(カミ)となって神を表すんですって。

 

やはり黙想し心を落ち着かせてこれから合気道の教えを頂くとして礼拝を行い稽古を始める作法っていいと思いますね。